ミスター・ビッグ

超絶技巧派集団 電動ドリル・ピッキング
ミスター・ビッグ
超絶技巧派集団。その技術力に関わらず、楽曲はポップなハードロック・ナンバーが多い。日本武道館を埋めることのできる数少ない海外アーティストであり、日本での人気の高さが窺える。2009年にオリジナルメンバーで再結成をし、話題を呼んだ。

基本情報

名前 ミスター・ビッグ (Mr.Big)
結成 1988年
出身 アメリカ合衆国 カリフォルニア州 ロサンゼルス
ジャンル
  • ハードロック
メンバー関係者
(順不同)
  • Vo. エリック・マーティン(Eric Martin)
  • Gt. ポール・ギルバート(Paul Gilbert)
  • Gt. リッチー・コッツェン(Richie Kotzen)
  • Ba. ビリー・シーン(Billy Sheehan)
  • Dr. パット・トーピー(Pat Torpey)

ミスター・ビッグの特徴・エピソードなど

クセの強い4人による結成

変態系ベーシストであるビリー・シーン(Billy Sheehan)が中心となり結成される。ビリー・シーンは超絶技巧ベーシストとして有名で、4フィンガー・ピッキング(人差し指~小指)による高速ピッキングや、もはやベースとは思えない音色を披露する。ボーカルのエリック・マーティン(Eric Martin)は天性の恵まれた声質を持っており、そのハスキーな歌声は一度聴いたら耳から離れない。ギターのポール・ギルバート(Paul Gilbert)は速弾きを得意とし、また親日家で度々日本でギター・クリニックを開催している。パット・トーピー(Pat Torpey)はシンプルなドラムセットをフルに活用した、グルーヴ感(一体感)・センス・パワーあるドラミングを特徴とする。

リッチー・コッツェン(Gt.)の加入~解散まで

1999年にギタリストのポール・ギルバートが脱退し、代わってリッチー・コッツェン(Richie Kotzen)が参加することになる。リッチーはボーカリストとしても実力があり、積極的にボーカル参加をしてバンドの新しいスタイルを生み出した。

その陰でビリー・シーンとメンバー間との不仲がささやかれ、2001年にはビリー・シーン自身が解雇されてしまう。そういった経緯もあり、メンバー間で協議を行った末、翌2002年にバンドは解散をすることになる。

オリジナルメンバーでの再結成

2008年に行われたポール・ギルバートのソロライブに、エリック・マーティンを除くメンバー全員がゲスト参加したことをきっかけに、ミスター・ビッグを再結成する(翌2009年)。同年に日本ツアーを慣行し、ライブ会場は待ちに待ったファンによって埋め尽くされた。

日本を代表するハードロックバンドのB'zとも親交があり、ビリー・シーンとパット・トーピーがB'zの楽曲に演奏参加している。

ミスター・ビッグの音楽・ライブ映像(有名な曲、おすすめ曲)

1996年に発表された4th.アルバム「Hey Man」に収録されている「Take Cover」という曲。シングル盤としても発表されている。

  • シンプルな構成であるが、非常に一体感(グルーヴ感)のある曲。
  • 私もバンドで合わせたことがあるが、この曲独特の一体感を出すのが難しかった記憶がある。

2001年に発表された6th.アルバム「Actual Size」に収録されている「Shine」という曲。シングル盤としても発表されている。

  • 1999年にギターのポール・ギルバート(Paul Gilbert)が脱退し、代わってリッチー・コッツェン(Richie Kotzen)が加入。リッチーも積極的にボーカル参加し、バンドの新しいスタイルが生まれる。

再結成後に日本武道館で行われたライブをまとめたDVD「Back to Budokan」の映像で、アルバム「Lean Into It」に収録されている「Daddy, Brother, Lover, Little Boy」という曲。

  • オリジナルメンバーでの再結成は日本でも話題を呼んだ。日本武道館を埋めることができる数少ない海外アーティストであり、日本での人気の高さが窺われる。
  • 2:19辺りからは、有名な電動ドリル・ドライバーを用いたドリル・ピッキングのパフォーマンスを堪能できる。
HR/HM