名前 | アングラ (Angra) |
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結成 | 1992年 |
出身 | ブラジル サンパウロ州 サンパウロ |
ジャンル |
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メンバー関係者 (順不同) |
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ヴァイパー (Viper) のヴォーカルであった若き日のアンドレ・マトス(Andre Matos)と現リーダーであるラファエル・ビッテンコート(Rafael Bittencourt)を中心に、1991年に結成。デビューアルバム「Angels Cry」はデビュー作にして非常に高い評価を得るとともに、後のヘヴィメタルシーンへ多大な影響を与えることとなる。
アングラは大きく分けて、前期のアンドレ・マトス在籍時代と、後期のラファエル・ビッテンコートを曲作りの中心とした時代に分けられる。
アンドレ・マトス在籍時代の特徴としては、クラシック要素を積極的に取り入れた作品が多いところにある。アンドレ・マトスのカリスマ性と、耳に残る特徴的なハイトーン・ボイス、デビューアルバム「Angels Cry」に収録されている「Carry On」などの疾走曲が、前期のアングラの人気を支えた。
アンドレ・マトスを中心として一定の人気を博していたアングラにとって最大の危機となったのが、アンドレ・マトス自身の脱退であった。さらにアンドレ・マトスを追うようにして、当時のメンバーであるBa.ルイス・マリウッティ(Luis Mariutti)、Dr.リカルド・コンフェッソーリ(Ricard Confessori )も相次いで脱退し、アングラはラファエル・ビッテンコートとキコ・ルーレイロ(Kiko Loureiro)の両ギタリストを残して解散寸前の状態にまで追い詰められる。
解散の危機という苦難を乗り越え、Vo.エドゥ・ファラスキ(Eduardo Falaschi)、Ba. フェリペ・アンドレオーリ(Felipe Andreoli)、Dr.アキレス・プリースター(Aquiles Priester)といった才能あふれるメンバーを引き連れ、2001年に「Rebirth」を発表し、見事な復活を遂げる。
まさに復活の象徴といえるこのアルバムには、苦難の時期を過ごしていた時の彼らの心の叫びが表現されている。そして、続いて2004年に発表された「Temple Of Shadows」はアングラにおける最高傑作といえる出来で、多くの音楽関係者から非常に高い評価を獲得する。
ドラムのアキレス・プリースターが脱退してからアングラをしっかり聴いていないのですが、2012年にはボーカルのエドゥ・ファラスキが脱退し、またちょっとした危機が訪れている模様。
遡る2005年に「Temple Of Shadows」の日本ツアーがあり、Zepp名古屋で行われたショーに行ったことがあるのですが、あのとき行っていて良かったなぁと本当に思います。フィンランドでバカ売れのゴシックメタル・バンド「ナイトウィッシュ(Nightwish)」とタッグを組んだ4時間に渡る長時間ライブだったので、みんな立ち見で結構ツラかったです(笑)。アキレス・プリースターはもう居ないし、ナイトウィッシュのカリスマボーカルであるターヤ・トゥルネンがナイトウィッシュを脱退する直前の公演だったし、まさに絶頂期のアングラと絶頂期のナイトウィッシュを同時に見れたことに感謝です。
ボーカルのエドゥ・ファラスキは、加入初期の頃は伸びやかなハイトーン・ボイスを披露していたのですが、段々高音が出なくなっていって結構ヒドかったなぁと思います。ライブに行く度に声が出なくなっていました。本人は「声が出ない病気になってしまったんだー」とか、良く分からない発言をしているし。
リバース・ワールド・ツアーライブ(DVD)。この頃めっちゃ歌上手かったわぁ。
「Temple Of Shadows」の頃に比べて弱体化が目立ちますが、また素晴らしい作品の発表を待ち望んでいます。
1st.アルバム「Angels Cry」に収録されている、アルバムタイトルにもなっている「Angels Cry」という曲。このアルバムでは、クラシック的要素を取り入れたアプローチをしている。アンドレ・マトス(Andre Matos)在籍時の作品。
アルバム「Holy Land」に収録されている「Nothing to Say」という曲。このアルバムを通して、民族楽器を用いたアプローチが目立つ。こちらもアンドレ・マトス在籍時の作品。
新生アングラとして、アルバム「Rebirth」で奇跡の復活を遂げた後の、2作目のアルバム「Temple Of Shadows」に収録されている「The Shadow Hunter」という曲。アルバム「Temple Of Shadows」はアングラにおける最高傑作との呼び声が高い。中世十字軍の遠征をテーマとした、コンセプトアルバム。捨て曲なし!全てが素晴らしい。