ライオット

輝くツインリード ライオット節
ライオット
1975年から続いている大御所バンド。ツインリード・ギターにハイトーン・ボイスという今日のメロディック・スピードメタルのパイオニア的存在。1977年に発表の代表曲「Warrior」は、あの時代にしてあの完成度!この曲にどれだけのバンドが影響されてきたかが窺われる。

基本情報

名前 ライオット (Riot)
結成 1975年
出身 アメリカ合衆国 ニューヨーク州 ニューヨーク
ジャンル
  • メロディック・スピードメタル
メンバー関係者
(順不同)

ライオットの特徴・エピソードなど

初期のアルバム「ROCK CITY」(1977)辺りを聴くと、典型的で陽気なアメリカン・ロック色が強いナンバーが多いように感じます。後に代表曲となる「Warrior」もこのアルバムに収録されているが、この曲だけは異彩を放っているのが良く分かります。

たび重なるメンバーチェンジを経て、ライオットがヘヴィメタルとしての地位を確立したのが1988年に発表されたアルバム「THUNDERSTEEL」です。トニー・ムーア(Tony Moore)のハイトーン・ボイス、テクニカルでメロディアスなギター、ボビー・ジャーゾンベク(Bobby Jarzombek)のゴリゴリのドラミングはアメリカ本土のみならず日本の若者にも人気を博しました。

1989年の初来日以降、何度か日本公演も行っていたようですが、当時(小学生の頃)全く知らなかったためライブには行けず。自身がライオットを好きになった時期が遅かったこともあり、ライブに行く機会に恵まれませんでした。さらに2012/01/25には唯一のオリジナルメンバーでリーダーであるマーク・リアリ(Mark Reale)が56歳で急逝してしまい、ついに生で見ることができなくなってしまいました。非常に悔やまれます。

マーク・リアリ急逝後、バンド名をライオットVに改名したようですが詳細は知りません。ボビーも抜けちゃったね。

ライオットの音楽・ライブ映像(有名な曲、おすすめ曲)

代表曲「Warrior」のライブシーン。2009年のスウェーデン・ロックフェスティバルでの風景。マーク・リアリ(Mark Reale)のレスポール・ギターが超カッコイイ!

  • 見どころは何といっても1:21から始まるツインリード・ギターのユニゾンである。
  • ミュート職人のボビー・ジャーゾンベク(Bobby Jarzombek)も1:35のキメ所その他で、忙しそうにシンバルミュートの仕事に汗を流しています。私もこの曲をドラムで練習していますが、1:35辺りのシンバルミュートが結構シビアで難しい(汗)。

「Warrior」の原曲。1977年発表の1st.アルバム「ROCK CITY」に収録。

  • 現在のヘヴィアレンジに比べると若干の軽さを感じますが、「この時代にしてこんなメロディアスなギターソロが聴けるとは!」と感動した記憶があります。現在の音楽シーンを見渡してみれば、直接的な影響はないにせよ、「Warrior」の流れを源流としたバンドはかなり多く居るはず。
  • リアルタイムで見ていなかったのでよく知らないのですが、1979年に五十嵐夕紀という歌謡アイドルが「バイバイ・ボーイ」というタイトルで「Warrior」を日本語歌謡アレンジ発表しています。youtubeで聴いたことがあるのですが、これはこれで面白いです(笑)。

マーク・リアリの遺作となってしまったアルバム「IMMORTAL SOUL」(2011)に収録されている「Still Your Man」という曲。

  • 非常にメロディアスなギターリフ・ギターソロが印象的。このアルバムには他にも「Riot」「Wings Are For Angels」といったよりメジャーであろう曲が収録されているが、個人的にこの曲が一番好きです。
  • 2:22辺りから始まるギターリフ・ギターソロが気持ちいい。こういった類のメロディ進行に目がないんですよね。
HR/HM