ダーク・ムーア

異臭発生、待ったなし ネオクラシカルな世界観
ダーク・ムーア
かなりクサイので視聴には注意が必要。「クサメタル」って何よ?って聞かれたら、「ダーク・ムーアみたいなやつだよ」と答えておけば、理解を得られることだろう。「クサイ!クサイ!」とさんざん言われながら、実は意外とカッコ良かったりもするのである。

基本情報

名前 ダーク・ムーア (Dark Moor)
結成 1999年
出身 スペイン マドリード
ジャンル
  • クサメタル
  • ネオクラシカル
  • メロディック・スピードメタル
メンバー関係者
(順不同)
  • Vo. アルフレッド・ロメロ(Alfred Romero)
  • Vo. エリサ・C・マルティン(Elisa C.Martin)
  • Gt. エンリク・ガルシア(Enrik Garcia)
  • Ba. マリオ・ガルシア(Mario Garcia)
  • Dr. ロベルト・カッパ(Roberto Cappa)

ダーク・ムーアの特徴・エピソードなど

クサメタルとは?

クサい原因はいったい何なのだろう?おそらく①サビはみんなで合唱、②宮殿・宮廷を思わせるような、いかにも異臭を放つギターメロディー、③さらに匂いを増長させるシンフォニックアレンジ、といったところだろうか。

とにかく聴く前には部屋の換気を行い、万全の体制で聴くことを勧める。

なかなかメンバー入れ替えの激しいバンドである。私は3rd.アルバム「ゲイツ・オブ・オブリヴィオン(THE GATES OF OBLIVION)」を持っているのだが、クレジットを確認するだけでも、ギター&リーダーのエンリク・ガルシア(Enrik Garcia)以外は全員総入れ替えという変わりっぷり。

男顔負けの歌唱力 エリサ・C・マルティン

特に旧ボーカルのエリサ・C・マルティン(Elisa C.Martin)を失ったことは、バンドにとって痛手であったのではないだろうか。というのも、このエリサは女性でありながら、男性顔負けのメタル歌唱力を誇っており、私がダーク・ムーアに興味を持った理由も、このエリサの歌唱力に驚いたことから始まります。

ハロウィン(Helloween)のトリビュート・アルバム「Tribute To Helloween」にダーク・ムーアも参加しており、「え!? これ女性が歌ってるの??」とかなり驚いた記憶があります。

新ボーカル「アルフレッド・ロメロ」の加入

エリサが脱退したのが2003年頃であり、後任にはエリサと似た声質を持つアルフレッド・ロメロ(Alfred Romero)が加入することになる。新ボーカルの選考基準にも声質が影響していたのではと窺われる。

この年に発表されたアルバム「ダーク・ムーア(DARK MOOR)」も試しに買ったのだが、まあまあ良かった。でもやはり、エリサの歌唱力に衝撃を受けたことがきっかけだっただけに、残念ながらエリサが脱退したその後のダーク・ムーアを聴き続けることはなかったです。

ダーク・ムーアの音楽・ライブ映像(有名な曲、おすすめ曲)

3rd.アルバム「THE GATES OF OBLIVION」に収録されている「In The Heart Of Stone」という曲。

  • パっと聴いた感じだと、なかなかカッコ良いのではないだろうか。
  • ボーカルは、女性のエリサ・C・マルティン(Elisa C.Martin)が担当している(2003年に脱退)。
  • なかなか良いと思うのだが、アルバム全体を通して速い、ドコドコうるさい、クサいの三拍子で結構疲れてくるので、体力のあるときに聴きたい。

2018年に発表されたアルバム「Origins」に収録されている「The Spectres Dance」という曲。

  • エリサ脱退後しばらく聴いていなかったが、新アルバムを聴いてビックリ! ケルト民族風音楽に路線変更してるではないか!?
  • ネオクラシカルからケルト音楽へ、別のアプローチにより新たな異臭が発生している
  • 今までのダークムーアを聴いてた層には賛否両論のようだが、私はアリだ!(ほのかに香るダサカッコ良さ)

ハロウィン(Helloween)のトリビュート・アルバム「Tribute To Helloween」に収録されている「Halloween」という曲。

  • ダーク・ムーアに興味を持つきっかけになったアルバム。初め、このボーカルが女性だとは全く思わなく、その事実を知ったときは思わず「え!? これ女性が歌ってるの??」とかなり驚いた記憶があります。
  • 本家よりこっちのアレンジの方が好き
HR/HM