ナイトウィッシュ

ゴシックメタル、シンフォニックメタルの発展に貢献
ナイトウィッシュ
ゴシックメタル、シンフォニックメタルの発展に貢献し、ナイトウィッシュというバンドの音楽性を完全に確立する。バンドの顔であったターヤ・トゥルネンが脱退し、久しく聴いていなかったが、相変わらずのナイトウィッシュ節が聴ける。地元フィンランドはもちろん、日本での知名度も高い。

基本情報

名前 ナイトウィッシュ (Nightwish)
結成 1996年
出身 フィンランド 北カルヤラ州 キテー
ジャンル
  • ゴシックメタル
  • シンフォニックメタル
  • 北欧メタル
メンバー関係者
(順不同)
  • Vo. フロ-ル・ヤンセン(Floor Jansen)
  • Vo. ターヤ・トゥルネン(Tarja Turunen)
  • Vo. アネット・オルゾン(Anette Olzon)
  • Gt. エンプ・ヴオリネン(Emppu Vuorinen)
  • Ba. マルコ・ヒエタラ(Marco Hietala)
  • Ba. サミ・ヴェンスケ(Sami Vanska)
  • Dr. ユッカ・ネヴァライネン(Jukka Nevalainen)
  • Key. ツォーマス・ホロパイネン(Tuomas Holopainen)
  • Pipes. トロイ・ドノックリー(Troy Donockley)

ナイトウィッシュの特徴・エピソードなど

バンドのリーダーでキーボード奏者のツォーマス・ホロパイネン(Tuomas Holopainen)が作るシンフォニックな世界に、ソプラノ歌手であるターヤ・トゥルネン(Tarja Turunen)がオベラ(リート)風に歌い上げるといったスタイルであり、ゴシックメタル、シンフォニックメタルの発展に貢献する。ナイトウィッシュというバンドの音楽性を完全に確立させ、その音楽性に多くの新興バンドが影響を受けたと推測される。

地元フィンランドはもちろん、世界各国で好セールスを叩き出しており、日本での知名度も高い。アングラ(Angra)の前座として2005年に日本公演も行っており、私も名古屋公演に足を運びました。

ターヤ・トゥルネンの脱退と、後継ボーカル

日本公演も成功させた直後、バンドの顔であったターヤ・トゥルネンがナイトウィッシュを脱退することとなる(詳細は不明)。新ボーカルにはアネット・オルゾン(Anette Olzon)が迎えられた。個人的にこの頃からナイトウィッシュを聴かなくなったので、あまり詳しいことは書けないが、アネット・オルゾンはターヤ・トゥルネンのようなオペラ(リート)風の歌声ではなく、非常に抜けの良いポピュラーな歌声だと感じた。往年のリスナーにとってこれをどう評価するかは議論が分かれると思うが、個人的には新生ナイトウィッシュとして歓迎できるボーカルなのではないかと感じた。

アネット・オルゾンも音楽性の違いから2012年ナイトウィッシュを脱退することになる。新ボーカルにはフロ-ル・ヤンセン(Floor Jansen)が迎えられたが、なかなかビジュアルが強烈だ。そして身長がデカい! フロ-ル・ヤンセンのステージはあまり拝見したことがないが、必殺技は首振り(ヘッドバンギング)のようだ。

ドラムのユッカ・ネヴァライネン(Jukka Nevalainen)も思いのほか頬がコケて囚人のようになってしまった。ドラマーなんだし、もっとカロリー摂取しましょう。

ナイトウィッシュの音楽・ライブ映像(有名な曲、おすすめ曲)

2004年に発表されたターヤ・トゥルネン(Tarja Turunen)在籍期の最後のアルバム「Once」のツアーDVD「End of an Era」の映像。曲は「Dark Chest of Wonders」。

  • ターヤ・トゥルネン在籍期のアルバムで個人的に一番評価の高いアルバムアングラ(Angra)の前座として2005年に日本公演も行っており、私も名古屋公演に足を運びました。立ち見の4時間でキツかったが、大満足の内容でした。

2004年に発表されたターヤ・トゥルネン在籍期の最後のアルバム「Once」に収録されている「Planet Hell」という曲。

  • 「ベースのマルコ・ヒエタラ(Marco Hietala)がサブボーカルで歌う」という、ナイトウィッシュの新しいスタイルを初めて披露した曲。私の記憶が正しければ。
  • これボーカルはアネット・オルゾン(Anette Olzon)か? めちゃくちゃ高音の抜けがイイぞ!

バンドの顔であるターヤ・トゥルネン脱退後、新ボーカルにアネット・オルゾンを迎えて発表されたアルバム「Dark Passion Play」に収録されている「Bye Bye Beautiful」という曲。

  • 「ナイトウィッシュのボーカルはターヤ・トゥルネンしか居らんやろ」と思って久しく聴いていなかったのだが、アネット・オルゾンの歌声を聴いて軽い衝撃を受た。「ええやん!」。ほのかに香るナイトウィッシュ節も健在
  • ターヤ・トゥルネンよりもよりメジャーで万人受けする歌声だと個人的に思う。少し籠った感じのターヤ・トゥルネンに比べ、音の抜けが抜群に良い。単に「オペラっぽくない歌い方」ってだけなのかもしれないが。
  • アネット・オルゾンもナイトウィッシュを辞めてしまったが、引き続き注目しておきたい。
  • ギターのエンプ・ヴオリネン(Emppu Vuorinen)のガニ股奏法にも注目。

私の持っているライブDVD、教則DVDなど

私が持っているライブDVDは、「From Wishes to Eternity Live」です。

From Wishes to Eternity Live

初期のナイトウィッシュのライブ映像。元祖ナイトウィッシュ節を堪能できる。

開幕火柱が上がったりと、観客もかなり盛り上がっている。今よりもっと勢いのあるゴリゴリのゴシックメタルを聴けます。

HR/HM