ジョジョ・メイヤー
超絶スティックワーク 人力ディレイ スタイリッシュあご
フュージョン系ドラマー。繊細なタッチから生まれる躍動するようなドラミング、センス溢れるフレーズに多彩な音色、そして自らディレイを表現する人力ディレイを得意としている。その魅力的なドラミングから、彼をリスペクトするドラマーも数多く居ることだろう。
基本情報
名前 |
ジョジョ・メイヤー (Jojo Mayer) |
生年月日 |
1963/01/18 (61 歳)
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出身 |
スイス チューリッヒ |
バンド(ゲスト参加含む) |
- ナーヴ(Nerve)
- スクリーミング・ヘッドレス・トーソズ(Screaming Headless Torsos)
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ジョジョ・メイヤーの特徴・エピソードなど
超人的なコントロールから生まれる超絶スティックワーク、センス溢れるフレーズ、同じドラマーなら気になって仕方がない個性的でこわだりあるドラムセット、スタイリッシュなあごと、数多くの魅力をもつドラム・プレイヤーである。その繊細で超人的なコントロールで、自分でディレイ(残響音)を表現してしまう「人力ディレイ」という特殊技を披露する。
彼のプレイの特徴としては、
- 手のコントロールがずば抜けて高い。そのためスネアヘッドを撫でまわすかのような繊細な音を出すことができ、表現力が非常に高い。(というか音がエロい)
- 超人的なコントロールから生まれる超絶スティックワークは、スティックがまるで生き物のように見えてきてしまう。
- エレクトロニカ(電子音)に傾倒している。自分でディレイ(残響音)を表現したり、タムを叩いた直後に指で打面を押して、打面のテンションを変えて音のピッチを変える技(ピッチベンド)を披露する。
- 活動しているナーヴ(Nerve)などを聴けば分かるが、フレーズのセンスがずば抜けている。
- ドラムセット一つ一つに強いこだわりを感じる。見たことのないセットが多いため、同じドラマーなら興味を持たずにはいられなくなる。ドラマーの枠にはまらない「パーカッショニスト」として、非常におもしろい音色を奏でてくれる。
ジョジョ・メイヤーの音楽・ライブ映像(有名な曲、おすすめ曲)
UK Drum Show 2018における演奏。
- 見よこの繊細なスティックワークを。手つきも音もエロいだろう。
- ハイハットをかなり開いて踏んでいる。このハイハット音も好きです。
- 3:56では、スライド奏法をベースとした脚のダブルキックを見ることができる。「ダダッ」と2連打で終わるのではなく、片足でツーバスのような連続したキックができる奏法です。
- 相変わらずエレクトロニカが好きそうですな。
街中でのデモプレイ。
- スネアドラムを叩く左手のスティックワークが細かく、非常に表現力が高い。
- 0:16では超人的なコントロールから、自分でディレイ(残響音)を表現している(人力ディレイ)。
彼の教則DVD「Secret Weapons For The Modern Drummer」より、スティックコントロールに関する実演。
- レギュラーグリップによる高速ダブルストロークの実演(120bpmのところから)。指先によるストロークなのでパワーは見込めないが、非常に速い連打が可能となる。
- 90bpmまでは多分オルタネート(左右交互)。アクセントが頭2つに「タタッ」と入ってるので。
- 後半はクリック音に対し、ショットを3連符イメージで捉える練習だと思う。
- このDVDには、手首と指先(おそらくストーンキラー奏法)による高速シングルストロークも収録されている。
- スティックワークを学びたい人にはオススメのDVDです。