フロ・モーニエ
デスメタル界の変態帝王
日本でも人気の高いデスメタル・バンド「クリプトプシー」のドラマーとして長年バンドを牽引している。その高速かつ破壊的なドラミングは、見るものを圧倒する。普段の姿は以外にジェントルマンである。
基本情報
名前 |
フロ・モーニエ (Flo Mounier) |
生年月日 |
1974/06/29 (50 歳)
|
出身 |
フランス |
バンド(ゲスト参加含む) |
|
フロ・モーニエの特徴・エピソードなど
1992年にデスメタル・バンドのクリプトプシー(Cryptopsy)に加入し、以後クリプトプシーの屋台骨としてバンドを牽引する。クリプトプシーは日本においても著名なデスメタル・バンドであり、またフロ・モーニエの超絶ドラミングをリスペクトするリスナーも多い。
彼のプレイの特徴としては、
- デスメタル特有の直線的で凶悪なドラミングを得意とする。デスメタルといえば、ある種スポーツ競技のように例えることができ、手や足のシングルストロークのスピードを競う傾向がある。いわばドラマーというよりもスピードを競うアスリートである。フロ・モーニエはそのスピードを高いレベルで極めているトップ・アスリートといえる。
- スピードを上げることと、音量・正確性を上げることは相反するため、スピードを上げると音量や正確性が落ちるが、フロ・モーニエはその超絶的スピードに加えて音量・正確性も高い。
- デスメタル系ドラマーの弱点としては、どうしてもドラミングが直線的(32分音符の連打等)になってしまう傾向があることが挙げられるが、フロ・モーニエの場合ジャズ・ドラミングにも傾倒しており、その表現力の高さが窺える。
フロ・モーニエの音楽・ライブ映像(有名な曲、おすすめ曲)
スタジオ内でのドラムソロ。
- シンバルの数が多く、前面に集中的に配置されているが特徴的。
- 2:17と5:40付近では高速ブラストビート(両手両足を高速でシングルショットする技法)を披露している。
- 余計な力が入っておらず、脱力してショットできているので参考になる。
フットワークとスティックワークの解説。
- 5:00前後から始まるスティックワークはかなり参考になる。主に指の握力を利用して叩くストーン・キラーという奏法だが、片手でかなり速いショットを打っている。