ジョージ・コリアス
超速ツーバス・ドラミング その足技はまさに曲芸
独自のフットワークを用いた超速ツーバス・ドラミングを得意としている。下手したら、手のシングルストロークよりも速いのではないだろうか。デスメタル界のトップ・アスリートの一人である。
基本情報
名前 |
ジョージ・コリアス (George Kollias) |
生年月日 |
1977/08/30 (45 歳)
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出身 |
ギリシア共和国 コリントス |
バンド(ゲスト参加含む) |
- ナイトフォール(Nightfall)
- ナイル(Nile)
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使用機材 |
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画像引用元 |
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ジョージ・コリアスの特徴・エピソードなど
アメリカのデスメタル・バンド「ナイル(Nile)」のドラマーであり、また地元ギリシャで音楽講師としても活動している。彼独自のフットワークを用いた超足ツーバス・ドラミングを得意としている。
彼のプレイの特徴としては、
- 最大の特徴はやはり、彼独自のフットワークによる超足ツーバス・ドラミングであろう。足を左右にスライドさせながら踏む奏法は、おそらくジョージ・コリアスしか行っていない奏法だと思われる(追記:この奏法は「スウィベル奏法」という踏み方らしい。かなりマイナーだが、使い手は少数居る模様)。スライドさせることで上手くペダルのリバウンドを拾うことができるのだと思うが、難しすぎるだろ。それを両足で行い、ツブも綺麗に揃えてくるから変態的である。
- 手のストロークも、もちろん速い。変態プレイヤーが多いデスメタル界において、間違いなくトップ・アスリートの一人といえるだろう。
影響を受けたドラマー
- デイヴ・ロンバード(Dave Lombardo)
- デイブ・ウェックル(Dave Weckl)
- ジーン・ホグラン(Gene Hoglan)
- イゴール・カヴァレラ(Igor Cavalera)
- ラーズ・ウルリッヒ(Lars Ulrich)
- マイク・マンジーニ(Mike Mangini)
- ポール・ボスタフ(Paul Bostaph)
- ピート・サンドヴァル(Pete Sandoval)
- リチャード・クリスティ(Richard Christy)
- スティーヴ・ガッド(Steve Gadd)
- トーマス・ラング(Thomas Lang)
- ヴィニー・カリウタ(Vinnie Colaiuta) 他
ジョージ・コリアスの音楽・ライブ映像(有名な曲、おすすめ曲)
「Shall Rise Shall Be Dead」という曲。
- 冒頭0:52から超速ツーバス・ドラミングを披露している。1:01辺りでは足元の映像を確認できるが、ジョージ・コリアス独自のかなり特殊な踏み方をしているのが分かる。
- 1:13のブラストビート(両手両足を高速でシングルショットする技法)も速くて安定している。
- デスメタルのドラミングは「いかに速く叩くか」に重点を置いている点から、どうしても直線的なドラミング(32分音符連打)が中心のフィル構成になってしまい、すごいのだが面白みに欠けるのが欠点である。
ジョージ・コリアスの足元カメラの映像。
- 0:20辺りや0:35辺りでは足を左右にスライドさせながら連打をしているのが分かる。この奏法を行っているのは確認できる中でジョージ・コリアス一人だけではないだろうか。いくつか奏法があるが、こんな奏法をしているドラマーを他に見たことがない(追記:この奏法は「スウィベル奏法」という踏み方らしい。かなりマイナーだが、使い手は少数居る模様)。
ドラム・クリニックにおける映像。
- 徐々にツーバス・ドラミングのスピードを上げているが、トップスピードはもの凄く速い。ここまで来るともう曲芸の域である。手のシングルストロークよりも速いのではないだろうか。
ミュージック
ジョージ・コリアス
DVD・Blu-ray(ライブ・教則)
ジョージ・コリアス