中国の新疆ウイグル自治区にあるタクラマカン砂漠には、夏のわずかな季節だけ突如として出現する大河「ホータン」が存在します。何だか漫画みたいな話ですが、聞いただけでワクワクしてきますね。
タクラマカン砂漠は「生きては戻れぬ死の砂漠」という意味に由来する砂漠です。
こんな死の砂漠にどうやって水が運び込まれてくるのか。
ホータン川は、夏の暑い季節にタクラマカン砂漠南の崑崙山脈から流れる雪解け水が、タクラマカン砂漠を縦断することで発生します。
縦断した水流はタクラマカン砂漠北方のタリム川と合流します。夏の雪解けの季節3ヶ月の間だけ出現するホータン川は、日上がった砂漠に潤いと恵みをもたらします。
大地を潤したホータン川は、夏の季節を過ぎると再び干上がり、タクラマカン砂漠の一部となってしまいます。地球の壮大さが伝わってくる自然現象ですね。
砂漠に大河が出現して北上する様は圧巻です!