日本のアニメ文化・萌え文化は、今や外国人の多くが知っているほど隆盛している。
かつて黄禍論によるアジア人排斥運動が盛んであった欧米圏においても、21世紀の現代では日本のアニメ文化・萌え文化による浸食が進んでいる。アニメ「キャプテン翼」は、ジダン・メッシ・ネイマールといった海外一流サッカー選手が子供の頃によく観ていたことで有名であり、他にもドラゴンボール、宮崎駿アニメといった名作が世界各国で多くのファンを獲得している。芸術の国フランスでは、コスプレイベントも開催されるほどだ。
そして、神聖なる仏教の世界にもついに、萌え文化を積極的に取り入れた「萌え寺」なるものが出現しているのだ。司馬遼太郎が憂いたこの国のかたちがここにある!
萌え看板 (了法寺)
八王子の了法寺には、萌えキャラを前面に押し出したテーマソングが存在する。
了法寺テーマソング第二弾!!「なむ×きゅん」
了法寺の歴史は延徳元年(1489年)とあり、室町末期に遡る由緒ある寺院である。
いや、決断力がすごいね! 現住職
先祖代々より続く由緒正しき仏教寺院(日蓮宗)に、萌え要素を取り入れるというこの斬新さ!
おそらく「仏教をより現代の人にも親しみやすく」という意図のもと企画されたのだと思いますが、並の決断力ではなかなか実行に移せないと思います。
私は個人的に仏教思想(大乗仏教)の持つ「苦しみから解脱し、心の平穏(ニルヴァーナ)を目指す」という根本思想は非常に好感を持っているので、仕事に追われ精神的に病む現代人にはオススメの宗教だと思います。キリスト教のように「隣人愛・自分のことよりも他人のため」というような奉仕・奴隷的精神を植えつけるものではなく、あくまで自分自身が持っている苦しみを和らげるという目的なので、何かと病みやすい現代人には良いですよ。
「この世界は神様が作られました」なんて胡散臭い唯一神も登場しないので、よっぽど合理的で生活に則した宗教です。
悩める人は八王子「了法寺」へ!
寺ズッキュン!