中村一義

強烈な個性と芸術的な世界観
中村一義
全てのパートを自身で打ち込んで自宅で制作する「宅録」により活動を開始。非常に深く芸術性のある歌詞が印象的。初期の作品では歌い方にクセがあり、リスナーを選ぶかもしれない。

基本情報

名前 中村一義 (なかむら かずよし)
結成 ---
出身 東京都 江戸川区
ジャンル
  • ロック・ポップス
メンバー関係者
(順不同)
ソロ名義

中村一義の特徴・エピソードなど

全てのパートを自身で打ち込んで自宅で制作する「宅録」により活動を開始している。そのためライブが極端に少なく、またメディアへの露出も非常に少ない。絵画を学んでいた時期があり、中村一義の音楽に影響を与えていることが楽曲「ゲルニカ」などからも分かる。

初期アルバムはクセあり

初期のアルバムは歌い方にかなりクセがあり、リスナーを選んでしまうことと思われる。1st.アルバム「金字塔」や2nd.アルバム「太陽」辺りにその傾向が強い。3rd.アルバム「Era」はその独創的・芸術的世界観から、リスナーや音楽関係者の間で評価が非常に高い。

個からチームへ

2001年に開催された「Rock In Japan Festival」でバンド形式で出演したことから、そのバンドメンバーと意気投合し100s(ひゃくしき)を結成する。

歌詞が非常に良い

個人的に仏教思想的な考え方に近い歌詞が多いように思います。こう書いてしまうと、もしかしたら「仏教」というものにマイナスのイメージを持っている一部の人は嫌悪感を抱いてしまうかもしれませんが。

楽曲「威風堂々」にある

雨にも負けて風にも負ける。けど、晴れた日には進める生き物ならば。

という歌詞や、楽曲「ピ-ナッツ」にある

ダメだって、なんだって、歩こうぜ。全ての審判は死ぬ日で十分だ。

というような歌詞に背中を押されます。こういった考え方は、仏教にある「辛く苦悩することが当たり前の人生だが、ありのままに全て受け入れて歩んで行こう。」という考え方に非常に似ているように感じます。

ちょっと上手く表現することができませんが、「絶望の中でも前向き」な所にとても好感を持ちます。

好きなアルバムは「太陽」

個人的には「太陽」というアルバムが一番好きです。何度か聴いているうちに好きになっていったアルバムで、スルメ曲が多いです。このアルバムは歌い方に賛否ありそうですが、本当に歌詞が良いので、歌詞と一緒に聴くことをオススメします。

中村一義の音楽・ライブ映像(有名な曲、おすすめ曲)

1998年に発表された2nd.アルバム「太陽」に収録されている「笑顔」という曲。

  • 自然と涙が流れてくる慈愛に満ちた曲。
  • あったかすぎるぜよ。

2000年に発表された3rd.アルバム「Era」に収録されている「ゲルニカ」という曲。

  • パブロ・ピカソの絵画「ゲルニカ」からインスパイアされている。絵画「ゲルニカ」は、スペイン内戦で空爆を受けた町をテーマにした作品で、「白と黒」のモノクロで描かれている。

2000年に発表された3rd.アルバム「Era」に収録されている「ピーナッツ」という曲。

  • ダメだって、なんだって、歩こうぜ。全ての審判は死ぬ日で十分だ。」という歌詞がシンプルで力強い。
邦楽男性ボーカル