ドラムスローンには、主に3つのタイプがあります。
特徴 | |
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回転式 | 椅子を回転させて高さ調節するタイプ。価格は高いが、断然こちらを買うべし。高さ調整が簡単で荷重に強い。スタジオによくあるやつ。 |
ボルト直留め式 | 1本のボルト(ネジ)で椅子の高さを支えているタイプ。価格は安いが、体重の軽い人専用。高さ調整が超めんどくさい。 |
ガスリフト式 | ガスの圧力で高さ調節するタイプ。あまり見かけない。 |
個人的には回転式がオススメ。(構造がシンプルであり、耐荷重性も高い)
ガスリフト式もちゃんとしたメーカー製のものなら良いかもしれませんが、耐久性に心配が残ります。(ガス圧力の部分がバカになったら調整できなくなりそう)
私が使っているドラムスローンは、PearlのRoadster(ロードスター)というモデルです。(2009年に購入)
椅子を回転させて高さ調節するタイプで、よくスタジオにあるようなしっかりとした造りの椅子です。
この椅子は、電子ドラムを購入した際、一緒に購入しました。
そこそこ高かったよ!(1万6千円くらい)
まぁドラム機材自体、スネアで5万円、シンバルで4万円、ペダルで5万円とか普通に飛んでいくので、妥当な値段なのかな。
Roadsterの種類は以下の通り。
モデル | 高さ調整幅 | 補足 |
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D-3500 | 495-665㎜ | 座り心地の良いタイプ(サドル型) |
D-1500 | 495-665㎜ | ノーマルタイプ(丸型) |
D-1500S | 450-625㎜ | ショートタイプ(丸型) |
椅子を回転させて高さ調整を行う。私が持っているのはD-1500Sの系統(ショートタイプ)。
モデル | 高さ調整幅 | 補足 |
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D-1500RGL | 495-665㎜ | ノーマルタイプ(丸型) |
D-1500TGL | 495-665㎜ | ノーマルタイプ(三角型) |
ガスの圧力で高さ調整を行う。(※2021年8月12日 現在)
どれを選ぶべきかは、自分の膝(ひざ)までの長さを測って決めましょう。
ドラムスローンの高さの目安は、椅子に座った際にキックペダルに乗せた足のかかとが、水平状態から少し浮く程度が丁度良いとされる。(ヒールアップで踏む人)
上の図だと、膝までの長さ+10㎝くらい。
※膝までの長さは、膝の関節が90°に曲がる所です。要するに太ももの真下・ふくらはぎの一番上でいいと思います。
私の身長は168㎝、膝(ふくらはぎの一番上)までの長さが40㎝(400㎜)くらいなので、+10㎝を加算すると50㎝(500㎜)くらいです。
私の例がものすごく微妙なのですが、ノーマルタイプよりもショートタイプの方が高さ調整に余裕があります。身長が170㎝以上ある人はノーマルタイプの方がいいカモ。
私が持っているのは、ショートタイプです。
450mm側(最低)
625mm側(最高)
セット込みの全体像はこんな感じ。(汚い写真ですんません)
防振用にドラムセット側を少し浮かせてます。
何かアマゾンレビューでカバーが破れている画像が貼ってあったが、「逆にどう使ったらそうなるんだ?」と思いました。(笑)
私がこのドラムスローンを購入したのが2009年頃(旧モデルD-1000SN)なんで、10年以上使っても表面カバーは丈夫なままです。
ズボンのポケットに車のキーを入れていたり、金属製の装飾があるズボンを履いていると、座っている際に擦れて破けてしまう恐れがあるので注意です。(私はいつもジャージだ!)
参考までに、1万円以下の安いドラムスローンについて。
私も昔使っていたんですが、ボルト(ネジ)1本で直留めしているタイプの椅子は注意です!
こういうタイプは、自分の体重に耐えきれなくて「ガタッ」と椅子が落ちることがあります。人によっては全く使い物にならなくなるので注意。子供や小柄な女性が使うには大丈夫かもしれません。(ちなみに私の体重は70㎏です)
ボルト穴が数か所貫通しているモデルもありますが、その高さでしか調整できないのでこちらもオススメしません。
「椅子の高さ」って、ドラミングする際の全てのフォームに影響を与えるから超大事なんよ。ドラマーがセッティングで最初に決めるのは「椅子の高さ」だしね。
また、回転式のものに比べて高さ調整に手間取る点もマイナス評価です。ボルト1本で直留めしているので、いちいちボルトを締め直すのに苦労します。(毎回キツく締めないとガタッてなるし)
座ってみて微調整→座ってみて微調整→・・・(これが手間取る)
私のレビュー以外にも、他の購入者のレビューも参考になります。