失敗しないドラムスローン(椅子)の選び方

回転式を選ぶのが必須 ちょっと高めでも絶対買った方がいい
失敗しないドラムスローン(椅子)の選び方
ドラムスローン(椅子)の選び方を紹介します。自分の身長に合った椅子の選び方についても、コツを紹介!
最終更新日 2023/03/25

主に3タイプがある

ドラムスローンには、主に3つのタイプがあります。

特徴
回転式 椅子を回転させて高さ調節するタイプ。価格は高いが、断然こちらを買うべし。高さ調整が簡単で荷重に強い。スタジオによくあるやつ。
ボルト直留め式 1本のボルト(ネジ)で椅子の高さを支えているタイプ。価格は安いが、体重の軽い人専用。高さ調整が超めんどくさい。
ガスリフト式 ガスの圧力で高さ調節するタイプ。あまり見かけない。
ドラムスローン 回転式
ボルト(ネジ)直留め式
ガスリフト式

個人的には回転式がオススメ。(構造がシンプルであり、耐荷重性も高い

ガスリフト式もちゃんとしたメーカー製のものなら良いかもしれませんが、耐久性に心配が残ります。(ガス圧力の部分がバカになったら調整できなくなりそう)

私が使っているドラムスローン「Pearl Roadster」

私が使っているドラムスローンは、PearlのRoadster(ロードスター)というモデルです。(2009年に購入)

Pearl Roadster 外観

椅子を回転させて高さ調節するタイプで、よくスタジオにあるようなしっかりとした造りの椅子です。

この椅子は、電子ドラムを購入した際、一緒に購入しました。

そこそこ高かったよ!(1万6千円くらい)

まぁドラム機材自体、スネアで5万円、シンバルで4万円、ペダルで5万円とか普通に飛んでいくので、妥当な値段なのかな。

種類は5つ

Roadsterの種類は以下の通り。

回転式

モデル 高さ調整幅 補足
D-3500 495-665㎜ 座り心地の良いタイプ(サドル型)
D-1500 495-665㎜ ノーマルタイプ(丸型)
D-1500S 450-625㎜ ショートタイプ(丸型)

椅子を回転させて高さ調整を行う。私が持っているのはD-1500Sの系統(ショートタイプ)

ガスリフト式

モデル 高さ調整幅 補足
D-1500RGL 495-665㎜ ノーマルタイプ(丸型)
D-1500TGL 495-665㎜ ノーマルタイプ(三角型)

ガスの圧力で高さ調整を行う。(※2021年8月12日 現在)

イスの高さはどれを選ぶべき?

どれを選ぶべきかは、自分の膝(ひざ)までの長さを測って決めましょう。

膝の関節位置を測る

ドラムスローンの高さの目安は、椅子に座った際にキックペダルに乗せた足のかかとが、水平状態から少し浮く程度が丁度良いとされる。(ヒールアップで踏む人)

上の図だと、膝までの長さ+10㎝くらい。

※膝までの長さは、膝の関節が90°に曲がる所です。要するに太ももの真下・ふくらはぎの一番上でいいと思います。

私の身長は168㎝、膝(ふくらはぎの一番上)までの長さが40㎝(400㎜)くらいなので、+10㎝を加算すると50㎝(500㎜)くらいです。

私の例がものすごく微妙なのですが、ノーマルタイプよりもショートタイプの方が高さ調整に余裕があります。身長が170㎝以上ある人はノーマルタイプの方がいいカモ。

私が持っているのは「D-1500S」の系統

私が持っているのは、ショートタイプです。

高さ調整の範囲は 450-625mm

Pearl Roadster 450mm

450mm側(最低)

Pearl Roadster 625mm

625mm側(最高)

セット込みの全体像

Pearl Roadster 外観2

セット込みの全体像はこんな感じ。(汚い写真ですんません)

防振用にドラムセット側を少し浮かせてます。

カバーが破れる?

何かアマゾンレビューでカバーが破れている画像が貼ってあったが、「逆にどう使ったらそうなるんだ?」と思いました。(笑)

私がこのドラムスローンを購入したのが2009年頃(旧モデルD-1000SN)なんで、10年以上使っても表面カバーは丈夫なままです。

ドラムスローン 表面カバーの状態

ズボンのポケットに車のキーを入れていたり、金属製の装飾があるズボンを履いていると、座っている際に擦れて破けてしまう恐れがあるので注意です。(私はいつもジャージだ!)

安いドラムスローンは、買って後悔するので止めた方がいい

参考までに、1万円以下の安いドラムスローンについて。

ボルト1本で直留めしているタイプは注意!

私も昔使っていたんですが、ボルト(ネジ)1本で直留めしているタイプの椅子は注意です!

ボルト(ネジ)直留め式

「ガタッ」と椅子が落ちてビックリする

こういうタイプは、自分の体重に耐えきれなくて「ガタッ」と椅子が落ちることがあります。人によっては全く使い物にならなくなるので注意。子供や小柄な女性が使うには大丈夫かもしれません。(ちなみに私の体重は70㎏です)

ボルト穴が数か所貫通しているモデルもありますが、その高さでしか調整できないのでこちらもオススメしません。

「椅子の高さ」って、ドラミングする際の全てのフォームに影響を与えるから超大事なんよ。ドラマーがセッティングで最初に決めるのは「椅子の高さ」だしね。

高さ調整がめんどくさい

また、回転式のものに比べて高さ調整に手間取る点もマイナス評価です。ボルト1本で直留めしているので、いちいちボルトを締め直すのに苦労します。(毎回キツく締めないとガタッてなるし)

座ってみて微調整→座ってみて微調整→・・・(これが手間取る)

ドラムスローン 売れ筋をチェック!

私のレビュー以外にも、他の購入者のレビューも参考になります。

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